カラーやパーマをするとダメージをすることは皆さんご存知かと思います。
ダメージを減らすにはそういった施術をしなければ良い話ですが、それでもカラーやパーマを楽しみたいですし、白髪が気になってしまう方もたくさんいらっしゃると思います。
ダメージが気になる時にされる事はトリートメントです。
しかしトリートメントをしても1週間から2週間くらいで効果がなくなってきませんか?
なぜなら通常のトリートメントは髪を修復ではなく、状態をよく見せているだけの応急処置みたいな物だからです。もちろん日々の扱いやすさや綺麗に見えるメリットがあるので悪いことではないです。
ただ根本的解決にはならないという事だけです。
髪に結合する成分が重要
じゃあ髪を改善することは出来ないの?
いいえ、現時点で一部の成分は髪に結合したり、髪の中で固まってくれる成分があります。
いろんな所から情報収集したり、実際に使用して効果を実感した物を紹介していきます。紹介する物は全て当店で扱っています。
*専門用語や見慣れない成分名がどうしても出てきて読みずらい部分があると思いますが、ご了承ください。
エルカラクトン(γ-ドコサラクトン)
植物由来のヘアケア成分で、アイロンやドライヤーなどによる熱で髪と反応して、結合して修復する事が期待できます。キューティクルのめくり上がりを改善するので「まとまり」 「うねり」 「ハリコシ」など髪の悩みを改善する事が出来ます。
しかも髪と結合する事で、シャンプーした後も効果は持続します。使えば使うほど髪の状態が良くなる万能な成分になります。
こちらの成分はホームケア用の商品もあります。
熱反応する特殊ケラチン
髪の約80%がケラチンタンパク質という成分で出来ています。トリートメントにも様々なケラチンが含まれていたりしますが、髪と反応するケラチンは少ないのが現状です。
熱反応する特殊なケラチンは、アイロンの熱によってダメージによる髪にあいた穴(ダメージホール)を埋めてくれます。
ハリコシが出て、髪の強度を高め、耐熱性効果で熱によるダメージや薬剤による劣化を防いでくれる効果があります。
高濃度CMC
CMCはキューティクルとキューティクルの間と髪の内部の成分を接着している成分。
この高濃度CMCを使うことで、様々な成分を浸透しやすくし、髪の成分同士の接着剤の役割をするので髪の強度も高めてくれます。
トリートメントの前に使用する事で、内部まで浸透してくれるのでトリートメントの効果がより高まります。
セラック
樹脂状の物質で、髪のダメージであいてしまった穴(ダメージホール)を埋めてくれ、アイロンの熱に反応して髪の中で固まってくれる髪質改善成分になります。
髪の強度と艶を与える事が出来、余分な水分が髪に入って来なくなるので、ドライヤーの時間が短縮されるのと、アイロンによるスタイリングの持ちが良くなります。
架橋を作ってくれる成分
まず架橋(かきょう)とは何か。*ここは難しい内容が多く含まれます。
髪はタンパク質のシステイン同士(SS結合)の繋がり(架橋)によってコシを保っています。パーマはこのシステインの繋がり(架橋)を一時的に断ち切ることで、形を変えることが出来ます。
簡単にいうと髪の栄養分は繊維みたいなので繋がっているんですが、その繋がりが架橋になります。
架橋(栄養分同士の繋がり)が少なくなると髪の強度、コシは弱くなります。
ダメージによって柔らかくなったり、濡れた時にヘナヘナとしてしまう状態は架橋が少なくなってしまっている状態が考えられます。
この架橋を作ってあげる事で、髪の強度、ハリコシ、状態が非常によくなります。
特殊な架橋型コラーゲン(原料)
こちらはカラー剤などに混ぜる事で、カラー剤と一緒に髪の内部まで入っていきます。
カラーをしているのに髪質改善が一緒に出来てしまう優れものになります。
アイロンで熱処理をする事で、架橋の効果が上がります。
炭酸プロピレン
内部中心の架橋剤!アイロンの熱を通す事で、熱による化学反応で髪の内部の架橋を形成します。
毛髪強度と艶感、バリア機能がものすごく上がります。
普段家で使っているトリートメントが絆創膏だとすると、サロンでするトリートメントが包帯をするイメージ。
この炭酸プロピレンはギブスで固定するイメージで考えていただければ良いかと思います。
ダメージが少ない方はやらなくても良いと思います。
ちなみにこの炭酸プロピレンを使用したトリートメントは特殊架橋のクロスリンク髪質改善トリートメントになります。
このような成分が高濃度で含まれているトリートメント剤を使用しております。
適材適所でちゃんと効果がある使い方をして、綺麗な髪を保てるように施術しております。